あなたのSnipping Toolのバージョン確認と最新版へのバージョンアップ

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Snipping Tool は、Windows 11 に標準搭載されているキャプチャユーティリティです。

より快適にスクリーンショットを撮影するためには、このSnipping Toolのバージョンアップが欠かせません。

最新バージョンにすることで新機能が使えるだけでなく、既存のバグや不具合が解消されるからです。

この記事でわかること
  • Snipping Toolのバージョン確認方法
  • 最新バージョンへのアップデート手順
  • アップデートで追加された便利機能
  • 不具合発生時の対処方法

私自身、古いバージョンを使い続けていたことで「切り取り後にフリーズする」トラブルに悩まされていました。

しかし、自分のSnipping Toolのバージョンを確認して最新版に更新することで、驚くほどスムーズに問題が解決しました。

そこで本記事では初めての方でも安心して対応できるよう、丁寧に解説します。


もし、Snipping Toolの使い方に迷ったら、まずは使い方完全ガイドで基本操作と全体像をチェックしておくと安心です。

この記事を書いた人

管理人紹介

当ブログの管理人「まちだ」です。

  • 電機メーカーの元SE
  • UNIX歴5年、Windows歴25年
  • 月間100,000PVのサイトを運営
  • ウェブ解析士
  • Google アナリティクス認定資格
目次

Snipping Toolのバージョンアップが重要な理由

Snipping Toolは、Windowsユーザーにとって不可欠なスクリーンショットツールとして親しまれてきました。

近年、Snipping Toolは単なる静止画キャプチャ機能を超え、大幅な進化を遂げています。

特に注目すべきは、動画録画機能の統合と、既存機能の使いやすさの改善です。

なお、Snipping Toolの起動方法がわからない場合は、Snipping Toolの出し方はこちらで詳しく解説しています。

近年のアップデートで何が変わったのか

Snipping Toolでは画面の任意範囲を「静止画」として切り取るだけでなく、Win + Shift + Rで開始できる「画面録画(動画)」機能も備えており、撮影後はそのままトリミングや注釈の追加、ファイル保存も行えます。

これらのアップデートにより多機能で強力なツールに進化しました。

理由期待できるメリット
新機能の追加画面録画・GIF 出力・OCR など生産性アップ
バグ修正 & 安定性向上キャプチャ失敗やフリーズの防止
セキュリティ/互換性OS や他アプリとの連携不具合を解消

自動保存機能

最新版のSnipping Tool(v 11.2405.24.0以降)では、動画の録画が終了すると同時に、MP4ファイルが自動的に「動画」フォルダーに保存されるようになりました。

この機能強化により、録画の停止忘れや保存ミスによるファイルの消失を防ぎ、安心して作業を進められます。

GIF書き出し

2025年6月よりInsider版で先行提供されている機能として、録画プレビュー画面に「Export GIF」ボタンが追加されました。

これにより、録画した動画から手軽にアニメーションGIFを生成できるようになり、SNSでの共有やチャットへの貼り付けがより簡単に行えます。

OCR・テキストアクション

キャプチャした画像からテキストを抽出するだけでなく、その場で編集することができます。

実際に使ってみると、かなり便利なことがわかります。

私が実際に使って気づいたこと

以前はSnipping Toolの古いバージョンを使っていて、スクリーンショットを撮った後、編集機能が少なく、別のソフトで加工する必要がありストレスに感じていました。

しかし、Snipping Toolのバージョンアップ後、状況が大きく改善。新しいバージョンでは、スクショ直後にテキストや矢印を簡単に追加できる編集機能が追加され、意外と便利だと感じました。

特に、プレゼン資料の準備で、強調したい部分をすぐマーキングできる点が重宝しています。

今後期待する改善点としては、編集ツールのカラーバリエーションがもう少し増えると嬉しいのですが、今回のバージョンアップで作業効率が十分に格段に上がったと感じています。

Snipping Toolのバージョン体系とリリースチャネル

Snipping Tool は “アプリ単体アップデート” と “OS 経由の機能追加” が並行して行われる少し特殊な配布形態を取っています。

ここでは、バージョン番号の意味や Microsoft Store/Windows Updateという二つのリリースチャネルの違いを整理し、どの経路でどの機能が届くのかを俯瞰して理解できるよう解説します。

一般向け(Production/Retail)リリースチャネル

配布経路:Microsoft Store

パッケージ名は Microsoft.ScreenSketch で、OSとは独立してストア経由で更新されます。PowerShell で Get-AppxPackage -Name Microsoft.ScreenSketch を実行すると現在のビルドを確認できます。

ストアの 「設定 › アプリ更新」 をオンにしておけば自動アップデートされ、手動の場合は ライブラリ › 更新を取得 で即時更新が可能です。

Windows Update との関係
Snipping Tool 本体は Store アプリですが、OS 紐付けの機能(HDR キャプチャ API など)は月例/プレビュー KB に含まれることがあります。

よって Windows Updateも定期的に実行しておくと、ツール全体の互換性が保たれます。

Insider Program チャネル

Insider に参加すると、先行機能を含むビルドがStore から段階的に配信されます。

チャネル代表バージョン目玉機能公開時期
Canary / Dev11.2505.21.0画面録画→GIF 書き出し2025-06-19 公開(Windows Blog)
Dev / Canary(過去)11.2405.24.0録画の自動保存2024-06-07 公開(Windows Blog)
Beta / Release Preview11.2505.21.0 以降順次GIF/Trim 機能を段階展開2025-06-26 以降(Windows Blog)

Insider版は不具合も多いため、注意が必要です。

もし試す場合は「設定 › Windows Update › Windows Insider Program」でチャンネルを切り替え、Storeのライブラリ › 更新を取得で最新ビルドを受け取れます。

Snipping Toolのバージョン確認と最新版へのバージョンアップ

Snipping Tool は Microsoft Storeで配信されており、OSとは独立して頻繁に更新されます。

そのため「Windows Update だけ」では最新版にならない場合がありますのでご注意ください。

Snipping Toolのバージョン確認

Snipping Toolを起動して、右上のをクリックしてください。

Snipping Toolのバージョンアップ

プルダウンメニューの中から設定を選択します。

Snipping Toolのバージョンアップ

設定画面を下の方にスクロールして、「このアプリについて」の欄に現在お使いのバージョンが記載されています。

Snipping Toolのバージョンアップ

バージョン番号の読み方

例えば、Snipping Tool のバージョンが「11.2405.32.0」だった場合、その内容は次のような構成になっています。

意味
1111対応 OS 世代(Windows 11)
24052405リリース年月(2024年5月)
3232ビルド増分(品質改善ごとに+1)
00リビジョン(緊急パッチなど)

Snipping Toolのバージョンアップ方法

Microsoft Storeを開いて、Snipping Toolと検索します。

すると、Snipping Toolがヒットしますので、これをクリックしてください。

Snipping Toolのバージョンアップ

Microsoft Storeで見るをクリック

Snipping Toolのバージョンアップ

もし、Snipping Toolが最新版でなければ、バージョンアップのボタンが表示されます。

Snipping Toolのバージョンアップ

実践チャレンジ:Snipping Toolのバージョン確認と最新版へのバージョンアップ

読んだだけで終わらせない!

ここからは、この記事の内容を実際に自分のパソコンで試してみる小さな実践課題を用意しました。

各チャレンジには、詳しい解説セクションへのジャンプリンクも設けています。

わからない場合はクリックで該当箇所の説明部分にすぐ戻って確認できます。

チャレンジ1:Microsoft Storeでバージョンアップ更新

StoreからSnipping Tool を更新。更新後に再度バージョンを確認し、数字が上がったか比べる。

(該当箇所にジャンプ→)Snipping Toolのバージョンアップ方法 ≫

チャレンジ2:現在のバージョンを確認せよ

Snipping Tool → 「…」› 設定でバージョン番号をメモ。

(該当箇所にジャンプ→)Snipping Toolのバージョン確認 ≫

よくある質問(FAQ):

ここまでは具体的な方法を一通りお伝えしてきましたが、その他にも細かい疑問や迷いやすいポイントがいくつかあります。

そこで以下では、よくある質問をFAQ形式でまとめました。


Windows Update を適用したら Snipping Tool が起動しなくなりました。

まず Store で Snipping Tool を再インストール(アンインストールせず「修復」→ 「リセット」)を試みます。改善しない場合は問題の累積更新 (KB) をアンインストールして再起動し、改めて Store 更新をかけてください。

旧バージョンへロールバックできますか?

基本的に Store アプリは最新版のみ提供されるためロールバックは非公式です。どうしても必要な場合は Insider/Historical Hub に残っている MSIX パッケージを手動で展開できますが、サポート外となる点に注意してください。

旧「Snip & Sketch」と何が変わったの?

Snip & Sketch は Windows 10 世代のアプリで、描画機能が中心でした。Windows 11 では名称が Snipping Tool に統一され、画面録画・自動保存・OCR など新機能が大幅に追加。今後の更新も Snipping Tool 側のみで行われます。

デュアルモニター環境で選択枠がずれるのですが?

DPI スケーリングの不一致が原因です。各モニターの 設定 › システム › ディスプレイ › 拡大縮小 を同じ倍率に揃えるか、Snipping Tool を終了 → snippingtool /resetdpi を試してください。それでも改善しない場合は最新バージョンへの更新で解消することがあります。

まとめ:Snipping Toolのバージョン確認と最新版へのバージョンアップ

Snipping Tool を最大限に活用するコツは「こまめなバージョン確認とアップデート」です。

この記事を参考に、ご自身の環境を常に最新の状態に保ち、快適なキャプチャ生活を楽しんでください。

Snipping Tool は「更新頻度の高い Store アプリ」

  • Windows Update だけでは最新版にならないことが多い。
  • Microsoft Store/winget で定期的に更新チェックを。

バージョン番号を見れば“いつのビルドか”が分かる

  • 例:11.2405.32.0 → 2024年5月版。
  • 「設定 › Snipping Tool › バージョン」で簡単に確認。

アップデート方法は3つ

  1. Microsoft Store ─ 最速・確実。
  2. Windows Update ─ OS 連携モジュールも忘れずに。
  3. Insider Program ─ GIF 出力など先行機能を試す上級者向け。

最新機能で生産性アップ

  • 自動保存、GIF 書き出し、OCR 抽出、Copilot 連携など、更新するほど便利に。
  • 不具合修正やセキュリティ強化も同時に受け取れる。

メモ帳をもっと便利に使いこなしたい方には、使い方完全ガイドをご用意しました。

スクリーンショットや文字抽出などの便利機能がこれ一つでよくわかります。

ぜひ一度、Windowsの標準機能を使ってみま専科?

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この記事を書いた人

まちだのアバター まちだ ブログ管理人

私はもともと、某電機メーカーでSEとして勤務しており、公共機関向けのシステム開発にも携わっていました。

このブログでは、Windowsの標準機能だけを使って、「できるだけ簡単に」「できるだけムダなく」パソコンを使いこなすコツを紹介しています。

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