無料のペイントで「色の置き換え」に挑戦!PNGのイラストを色変更する方法

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この記事のポイント!

  • 色1色2の使い方
  • 透明の選択の使い方

「イラストの一部の色だけを変えたいけど、Photoshopや高機能な画像ソフトは難しそう…」

実は、Windowsの標準ソフト「ペイント」でも、PNG形式のイラストの色を簡単に変更できるんです。

大まかな設定手順は次のとおりです。

  1. 置き換え前の色を色2に、置き換え後の色を色1に設定
  2. 画像全体の切り取り
  3. 切り取り後のキャンバスの背景色を色1で塗りつぶし
  4. 切り取った画像の貼り付け
  5. 透明の選択をクリック

う~ん、ペイントも難しそう…

そこで今回は、無料&インストール不要のMicrosoft ペイントで「色の置き換え」を行う方法をわかりやすくご紹介します。

この操作はペイントのなかでも高度な使い方に分類されますが、3~4回ほど繰り返せば慣れます。

頑張って付いてきてください!

なお、Microsoft ペイントのに関する基本・便利ワザは、《 Windows標準「ペイント」の使い方ガイド 》をご覧ください。

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当ブログの管理人「まちだ」です。

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  • ウェブ解析士
  • Google アナリティクス認定資格

パソコンが苦手な人にも興味を持ってもらえるような記事作成がモットーです。

目次

無料のペイントで「色の置き換え」に挑戦!PNGのイラストを色変更する方法

まず最初にお伝えしたいのは、ペイントで「色の置き換え」が可能なイラストの条件です。

具体的には、次の2点を満たしておく必要があります。

  • PNGファイルであること
  • 背景が透明化されていないこと

イラストのなかには、JPG(ジェイペグ)ファイルになっているものがありますが、この状態で色の置き換えを行うとにじみが出てしまいます。

そのため、イラストのファイル形式はJPGではなくPNGにしてください。

そして背景が透明化されていないことも必要です。

ためしにペイントでファイルを開いてみてください。

もし下図のように背景がグレーの市松模様になっている場合、以下でお伝えする方法では色を置き換えられません(厳密には出来なくはないのですが、かなり手間がかかります)。

さて、上記2つの条件をクリアできたら、いよいよ色の置き換えに挑戦していきましょう!

おっとその前に、もう一つだけ知っておきたいMicrosoft ペイントの機能があります。

それが色1色2です。

あまり知られていない機能ですが、色の置き換えでは重要な役割を果たします。ここではその場所だけ知っておいてください。カラーピッカーの横にあります。

さて、本記事でサンプルとして用いる画像は次のイラストです。イラストというか模様ですね…

このなかの白ブロックが黒色になるように色の置き換えを行っていきましょう。

ペイントによる「色の置き換え」の手順①:色1と色2の設定

Microsoft ペイントでイラストを開いてください。↓のようになりましたよね。

まずは色1色2の設定を行っていきます(便宜上、先に色2を設定します)。

ツールバーのスポイトアイコンを押して、白いブロックにカーソルを当てて右クリックしましょう。

スポイトボタンを押して右クリックすると、その時にカーソルが乗っている色が色2に設定されます。上の場合だと、白のブロック上で右クリックしたので、色2には白が設定されます。

そうすると、色2には白色が設定されました。

そして今度は色1を設定します。

色1左クリックし後、カラーピッカー内の黒を左クリックします。

これで色1色2の設定は完了です。こんな感じになっていればOK。

ここまでが全行程の前半部分です。

以降の後半部分も頑張りましょう!

ペイントによる「色の置き換え」の手順②:「透明の選択」で色の置き換え

さてここからは、透明の選択がキモになります。

まず、Ctrlキー+Aキーでイラストを全選択したあと、Ctrlキー+Xキーで切り取りってください。

そうするとこんな感じになります。

この状態になったら、塗りつぶしボタンを押してください。

そしてキャンバスの上で左クリックしましょう。これにより、キャンバスが色1で塗りつぶされます。

そして、Ctrlキー+Vキーで最初に切り取った図を貼り付けてください。

ここまできたらもう一息です!選択した部分ボタンを押しましょう。

透明の選択をクリックしてください。

これで白色のブロックが黒色に置き換わりました。

もうひとつ、別の画像でやってみよう!

今度は↓の画像を使って同じ手順でやってみます。

この緑の色を置き換えてみましょう。上記の手順を繰り返してみます。

そうすると、ガラッと雰囲気が変わりましたね。やや湾曲した図形の色も置き換えられますよ。

練習を行うにはイラストACなどの無料イラストサイトのものを利用してみてください。

ペイントによる「色の置き換え」のイメージ

ここまでは機械的に作業してきましたが、そのイメージを説明します。

色の置き換えのポイントは、透明の選択をクリックすると、色2の部分が透明になる点です。

まず置き換えたい色(色2)で下地を塗りつぶします(下図の紫色の層)。

その上から元の画像を貼り付けます(下図の白色の層)。

この状態で透明の選択をクリックすると、白色の層の色を置き換えたいが透明になって、下地の色(つまり置き換えたい色)が表面に露出し、あたかも色が置き換えられたように見えるというわけです。

文章だけを読むとなかなかイメージしにくいと思います。

実際に何度かやってみると、コツが掴めてきます!

まとめ:ペイントで「色の置き換え」して、PNGのイラストを色変更

今回は、Windowsのペイントを使って画像の色を置き換える方法について解説しました。

方法をザっとおさらいすると、次の手順になります。

  1. 置き換え前の色を色2に、置き換え後の色を色1に設定
  2. 画像全体の切り取り
  3. 切り取り後のキャンバスの背景色を色1で塗りつぶし
  4. 切り取った画像の貼り付け
  5. 透明の選択をクリック

色1色2透明の選択を活用することで、特定の色を簡単に変更できました。

ただし、この手法は色の境界がはっきりしているイラストにのみ有効であり、グラデーションや複雑な色の置き換えにはやや不向きな点もあります。

より高度な編集を行いたい場合は、他の画像編集ソフトも検討してみると良いでしょう。

とはいえ、ちょっとした編集ならペイントでも十分対応可能です。ぜひこの記事を参考に、画像編集にチャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人

まちだのアバター まちだ ブログ管理人

私はもともと、某電機メーカーでSEとして勤務しており、公共機関向けのシステム開発にも携わっていました。

このブログでは、Windowsの標準機能だけを使って、「できるだけ簡単に」「できるだけムダなく」パソコンを使いこなすコツを紹介しています。

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