『おじいちゃん、この色にしたい!』
そんなお孫さんの一言から、パソコンを使ったお絵描きタイムが始まります。
Windowsのペイントには、『色1』と『色2』という2種類の色設定があり、この色設定を使い分けると、線の色と塗りつぶしの色を自由に組み合わせられので、作品がぐんと華やかに!
たとえば、線は「色1」で黒にして、塗りつぶしは「色2」で赤や青にする──たったそれだけで、まるで絵本のような仕上がりになります。
シニア世代でもかんたんに扱えるので、お孫さんと一緒に「どの色にしようか」と相談しながら進めると、ちょっとした絵も大切な思い出になるはずです。

お絵かきで孫とスキンシップを図りたい!
- ペイントにおける色1と色2の役割と違い
- 使い方を覚えると何が便利になるか
私も最初は「これ、何のために使うの?」と意味不明状態でしたが、コツを掴んでからは作業が一気に快適に。
少しの理解でペイントはもっと便利になります。「パソコンって難しい」と感じていた方でも、今日からきっと楽しくワクワクしながら使えるはずです。
ぜひ続きを読んで、今日から色使いの達人になってください。

管理人紹介
当ブログ管理人の「まちだ」です。
- 電機メーカーの元SE
- UNIX歴5年、Windows歴25年
- 月間100,000PVのサイトを運営
- ウェブ解析士
- Google アナリティクス認定資格
孫と一緒に楽しむペイント時間 | 色1と色2の使い方ガイド

パソコン操作は「難しいもの」と思われがちですが、孫と一緒にパソコンを開くと、不思議とワクワク感が生まれます。
特にWindows標準の「ペイント」は、余計な機能が少なくシンプルだからこそ、子どももシニア世代もすぐに使いこなせるのが魅力です。
マウスで線を引くだけでも「おじいちゃん、上手!」なんて褒められると、自然と笑顔になれますし、孫が色を選んでくれるだけで作品づくりがいっそう楽しくなります。
操作がわからなくても「これ押してみようか?」と一緒に試せば、遊びながら学べるのもペイントの良さです。
そんなWindowsのペイントでお絵かきに使える便利機能「色1」と「色2」の役割や切り替え方法をご存じですか?
楽しいお絵描きタイムを「色1」と「色2」が演出
「この色にしたい!」「じゃあ線はこっちにしようか」──そんな会話をしながら進めると、単なる操作練習が「楽しい遊び」に変わります。
特にペイントの『色1』と『色2』を使い分ければ、線と塗りつぶしを別々に設定できるので、「どんな色にする?」と相談するたびにコミュニケーションが広がります。
「この色にする?」「じゃあ線は黒にしてみようか」──そんな会話を重ねながら『色1』と『色2』を切り替えていくと、まるでスケッチブックに一緒に絵を描いているような感覚になります。
線の色と塗りつぶしの色を別々に選べるから、孫とのやりとりも盛り上がりやすいはず。
しかもペイントは、画面上に色の選択ボタンが大きく表示されているので、シニアの方でも迷うことなく操作できます。
「思った色が出ない」といった戸惑いも少なく、安心して楽しめるのが魅力。小さな達成感を積み重ねることで、「パソコンって案外楽しい」と自然に思えるようになります。
画面上のキャンバスはまるで大きなスケッチブックです。お孫さんと一緒に描いた線や色の重なりが、パソコン越しでも温かい思い出を作りましょう!
色1と色2とは何か(前景色・背景色)

ペイントにおける「色1」と「色2」は、ペイントのツールバーにあるカラーパレットの左端にあります。

見慣れてはいるけれど、「結局どう違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、次のように覚えてください。
- 色1=線や文字に使う色
- 色2=塗りつぶしや背景に使う色
初期設定では色1は黒、色2は白になっていますが、カラーパレットやスポイトを使えば自由に変更できます。
「色1」は線や文字に使う色
「色1」は、ペンやブラシで描く線、図形の枠線、文字の色に使われるカラーです。
たとえば鉛筆で線を引いたときの色、四角形を描いたときの外枠の色はすべて「色1」で決まります。
「色1=外側の色」と覚えておくと迷いません。
孫に「線は黒にしてね」と言われたら、「色1」を黒に設定すればOKです。
また、色1は主に左クリックで描画や塗りつぶしに使用される色で、ペン・ブラシ・図形の線などの基本色となります。
「色2」は塗りつぶしや背景に使う色
「色2」は、バケツツールで塗りつぶしたときや、図形の内側を埋めるときに使われるカラーです。
たとえば四角形を描いたとき、内側を赤く塗りたいなら「色2」を赤に設定します。
覚え方は簡単で、「色2=内側の色」と覚えておいてください。
また、色2は右クリックで利用され、図形や塗りつぶしの背景色として機能します。
色1と色2の選び方・切り替え操作
色1と色2の設定は、ペイント画面上部のカラーパレットから可能です。

パレットの各色にカーソルを合わせて、左クリックするとその色が色1にセットされ、右クリックすると色2にセットされます。
上の図の状態は、赤色で左クリック、青色で右クリックしたものです。
さらにスポイトツールを使うと、画像上の任意の色を抽出して即座に色1または色2に設定できます。
たとえば、こんな図形で試してみましょう。

ペイントでこのイラストを開いてスポイトツールを押してください。

そして、図形上の任意の場所にカーソルを合わせて右クリックや左クリックを行います。

上図の場合は、スポイトを押して赤っぽい色の上で左クリック、そして再度スポイトを押して緑っぽい色の上で右クリックしました。
すると、色1と色2にそれぞれ画像の色がセットされたことがわかります。
このあたりは数回ほど操作してみればコツが掴めます。
ペイントの色1と色2の使い方を活かす、使い分けテクニック

色1と色2は設定して終わりではなく、クリックやツールの組み合わせで作業効率を劇的に向上させられます。
左右クリックを駆使すれば、わざわざ色を変更する手間なく描画が可能になり、色の置換もスピーディーです。
この章では、実際の制作現場で役立つ便利な活用方法や裏技的な操作を紹介します。
少しの工夫で、作業の幅とスピードが大きく広がります。
左右クリックで色を切り替えて描画
描画ツールの多くは、左クリックで色1、右クリックで色2を使用できます。
クリックだけで色を切り替えながらスムーズに作業できるのが大きなメリット!
色の変更ダイアログを開く必要がないため、短時間での配色調整が可能です。
特にイラスト制作や図形装飾など、色の切り替え頻度が高い作業に効果的です。
塗りつぶしツールを使って色を置換する小技
塗りつぶしツールと色1 or 色2を使うと色置換にも利用できます。
置換したい色を色1 or 色2に設定し、塗りつぶしツールを押してください。

その後、左クリックすると色1、右クリックすると色2に置き換わります。

しかし、上図では境界線付近の色が残ったままになっています。
これは境界線に微妙にグラデーションがかかっているため、ペイントが塗りつぶし対象の色を認識できなかったからです(拡大してみるとよくわかります)。

しかし、この塗りつぶしツールを使用すると、背景色変更や一部デザインの色修正などに便利で、細かい修正作業の効率を大幅に上げられます。
スポイト+色置き換えで背景色を合わせる応用
画像や図形の背景色を変更する際、塗りつぶしツールとスポイトツールを使うと、キャンバスの背景色と簡単に統一できます。

これで、不要部分を切り抜いたり、透明化する作業もスムーズに進められます。
そして、上記の色1や色2を利用した塗りつぶしや色の置き換えについては、以下の記事をご覧ください。ペイントの上級テクニックになりますが、表現の幅はかなり広がります。
特にWeb用画像や資料用イラストで背景を揃えたいときに重宝するテクニックです!
ペイントで孫や家族と盛り上がる!「色1」と「色2」を使ったお絵描きアイデア

「色1」と「色2」を使い分けられるようになると、ただの練習にとどまらず、生活の中で楽しく活かせる場面が広がります。
ここでは、シニア世代におすすめの具体的な活用アイデアを紹介します。
年賀状や季節のカードづくり
年末年始に手づくりの年賀状を作ると、「味があるね」と喜ばれること間違いなしです。
たとえば、線(色1)で干支のイラストを描き、内側(色2)を赤や金色で塗れば、一気に華やかな仕上がりに。
また、季節ごとの挨拶カードや誕生日カードに使うのもおすすめです。
印刷して送れば、ちょっとした「手づくり感」が相手の心に響きます。
お孫さんと一緒に描く似顔絵や落書き
「おばあちゃん描いてあげる!」と孫がペイントで描いた似顔絵は、何よりの宝物です。
線を色1で黒に、塗りを色2でカラフルにすれば、まるで絵本のワンシーンのような温かい絵に仕上がります。
完成した作品は、スクリーンショットや印刷で残すのもおすすめです。
アルバムに入れておけば、思い出がずっと形として残ります。
趣味サークルや町内会資料に活かす工夫
ペイントの強みは「ちょっとした資料づくり」にも使えることです。
たとえば町内会の地図に色をつけて見やすくしたり、趣味サークルの案内チラシに簡単なイラストを加えたりするのも便利。
線を色1で、塗りを色2で設定するだけで、図や枠がわかりやすく仕上がります。
手書き感のある資料は「親しみやすい」と好評を得やすいので、地域活動の場でも活躍します。
ペイントの色1と色2の使い方、よくある失敗例と対策

色1と色2の操作はシンプルですが、ちょっとした設定ミスや操作の勘違いで、想定外の仕上がりになることがあります。
特に塗りつぶしや色置換では、色の選び方や線の描き方次第で結果が大きく変わります。
この章では、初心者から中級者までが陥りやすい失敗例を具体的に挙げ、それぞれに効果的な回避策を紹介します。
失敗を事前に防ぐことで、作業がより安心かつ効率的になります。
失敗例1:色を間違えて塗りつぶしてしまう
塗りつぶしツールは閉じられた領域を認識して色を適用しますが、線にわずかな隙間があると色が外側まで広がります。

これを防ぐには、拡大表示して隙間を確認し、事前に修正してから塗りつぶすことが重要です。
また、不安な場合はレイヤー代わりに複製画像を作って試すと安全です。
失敗例2:色が似ていて置換できない
置換機能は、指定色とピクセル単位で一致する部分のみを変換します。
背景がグラデーションや微妙な色の違いを含む場合、思った通りに置換できないことがあります。

その場合は境界線をはっきり描き直すか、必要に応じて外部編集ソフトを活用しましょう。
手早く色を使い分けてバナー制作
例えば私は、色1にメインカラー(例:ブランドの基調色)、色2にアクセントカラーを設定し、左クリックと右クリックで切り替えながら作業しています。
この方法なら、ツールバーで色を探す手間がなく、リズムよく配色作業が進みます。また、色置換機能を併用すると、背景色の差し替えやデザイン修正も数秒で完了。
慣れると色の切り替えが無意識にでき、作業スピードが格段に上がります。
とはいえ、慣れるまではなかなか難しいと思うので、まずは色1と色2の役割と塗りつぶしツールに慣れるところから始めてはいかがでしょうか。
この記事の関連リンク

この記事で解説した機能をより深く理解し、実際の作業で効率的に活用するため、基本~応用ワザをまとめてカタログ形式にした記事を用意しました。
Windows標準機能を使った作業効率化のノウハウが身に付きます。
そして、上記で紹介した関連記事はこちらです。
FAQ:「ペイントの色1と色2の使い方」に関するよくある質問

ペイントの色1・色2に関しては、基本的な使い方を理解しても、細かい疑問が出てくるものです。
この章では、よく寄せられる質問とその答えをコンパクトにまとめました。
設定の自由度や写真編集への適用可否など、知っておくと役立つ情報ばかりです。
- 写真の色を置き換えるのにペイントは向いていますか?
-
写真のような多色で構成された画像は、ピクセル単位での編集が必要になります。非常に手間がかかるため、Photoshopなど高度な画像処理ソフトが必要です。
- 色1と色2はどうやって切り替えますか?
-
ペイント画面上部のカラーパレットで色を選び、「色1」や「色2」の四角いボタンをクリックして設定します。また、描画時に左クリック=色1/右クリック=色2で切り替えて使えます。
- 色2は使わなくても大丈夫ですか?
-
必須ではありませんが、背景色の変更や消しゴムツールの色指定など、便利な場面があります。特に図形の塗りつぶしや背景透明化作業では色2の活用で効率が上がります。
- 色1・色2を同じ色に設定することはできますか?
-
はい、可能です。同じ色にすると右クリック時も左クリック時も同じ色で描画されます。単色作業や塗りつぶしの色統一に向いています。
まとめ:ペイントの色1と色2をうまく使って、お絵かきタイムをもっと楽しく!

ここまで解説してきた色1と色2の基本から応用までを振り返り、使い方の重要ポイントを整理します。
- ペイントの「色1」と「色2」は左クリック/右クリックで手軽に使い分けできる便利な機能。
- スポイトや消しゴムと組み合わせて使うことで、色の置換や背景とのマッチングも簡単。
- 実務や制作で役立つちょっとしたコツを知っておくと、ペイントの使い勝手が格段に良くなります。
難しい操作を覚えるよりも、まずは「孫と一緒に描いてみる」ことが大切。
会話しながら色を選ぶだけで、パソコンがただの道具から「家族と楽しむ時間」に変わります。
そうすれば、ペイントは世代をつなぐコミュニケーションツールとして大活躍すること間違いなしです。
ペイントをもっと便利に使いたい方のために、[ 使い方の総合ガイド ]を用意しました。
回転・モザイク・切り抜き・色反転など、よく使う操作を網羅しています!


Windowsの便利機能で遊ぶのは、テレビを観るより楽しいですよ!