
この記事のポイント!
- 「手軽に」「無料で」「今すぐ」文字情報を編集したい
- 高度なデザインスキルはないけれど、ペイントで資料作成や簡単な画像加工をしたい
Windowsの「ペイント」は標準機能の代表格です。
無料かつインストール不要で使えるため、ちょっとした作業には非常に便利!
そのため、資料作成や簡単な画像加工の際、「ペイントで文字を編集したい」と考える方は多いのではないでしょうか。



けっこう重宝してます!
しかし、いざペイントで文字を編集しようとすると、「すでに入力した文字は編集できるの?」「文字を追加するにはどうすればいい?」など、意外と操作に戸惑う場合があるのも事実です。
そこで本記事では、ペイントで文字を編集する手順をわかりやすくお伝えします。
なお、Microsoft ペイントのに関する基本・便利ワザは、《 Windows標準「ペイント」の使い方ガイド 》をご覧ください。


管理人紹介
当ブログの管理人「まちだ」です。
- 電機メーカーの元SE
- ウェブ解析士
- Google アナリティクス認定資格
パソコンが苦手な人にも興味を持ってもらえるような記事作成がモットーです。
ペイントで文字を編集する基本操作
まず、画像をペイントで開いて、ペイントグループの中にあるA
ボタンを押してください。


このA
ボタンを押すと、文字専用のツールバーが表示されるので、フォントやサイズ、色などの設定が可能です。
そしてキャンバス内にはテキストボックスが表示されるので、ここに文字を入力していきます。


ちなみに、テキストボックスの位置は、マウスドラッグで調整できます。
入力確定後の文字移動
文字を確定した後でも、選択ツールを使用して該当部分を選択してドラッグすれば移動できます。
ただし、背景と一体化している場合は、移動時に背景も一緒に移動するため、注意が必要です。
フォントやサイズの変更
文字入力では、フォントの種類やサイズを変更できます。


フォントはドロップダウンメニューから選択し、文字の大きさは数値を直接入力することもできます。
それ以外にも太字、斜体、下線、取り消し線など、基本的なスタイルを一通り設定できるのが嬉しいポイントです!
文字色と背景の設定
ペイントでは文字色と背景の設定も可能です。
具体的な操作方法をお伝えする前に、ペイントには色1
と色2
というカラー設定があることを予備知識として頭に入れておきましょう。


たとえば上の図でいうと、色1
には黒色が、色2
には黄色が設定されています。
さて、本題に戻ります。文字の色は色1
で設定してください。


そして、背景色は背景の塗りつぶし
にチェックした後、色2
で設定します。


色々と文字装飾で遊んでみて、操作感に慣れてみるのが一番です。
2~3分もあればコツが掴めてくるはず!
ペイントで文字を編集する際の注意点
ペイントでは、一度確定した文字は再編集できないので注意が必要です。
具体的には、入力が完了してキャンバスの他の部分をクリックすると、その文字が画像に埋め込まれてしまい、再編集できなくなります。
たとえば、下図をご覧ください。


「あいうえお」という文字列はまだ文字入力欄の点線が残っているので、この状態なら編集は可能です。
しかし、「かきくけこ」という文字列は完全に画像に埋め込まれた状態なので、これ以上は編集できません。
編集ミスへの対処法
文字を確定する前であれば、Wordなどでの編集のようにBack Space
で文字を消してから再入力してください。
そしてやっかいなのは確定後の文字列です。
範囲を選択してBack Space
など削除するとその部分だけが白く色抜けしてしまいます。
そんな場合は、Ctrl+Z
のアンドゥーという方法で、その文字列の入力前の状態に戻してください。
ただし、この方法では他の文字列も消えることもあるので注意が必要です。
たとえば、「あいうえお」の確定した文字列を、Ctrl+Z
で入力前の状態に戻したとします。


しかし、Ctrl+Z
の影響で「たちつてと」の文字列も消えてしまうことがあります。


自分でテストデータを作って、実際に操作してみてください。
2~3回も繰り返せば、その意味がわかります。
ペイントで文字の縦書き入力(現在は入力不可)
ペイントは、何回かのアップデートを経た結果、現在では縦書き入力に対応していません。
そのため、苦肉の策として一文字ずつ改行して縦に配置することもできますが、あまり現実的ではありませんね…。
よくある質問(FAQ)
- 文字のフォントやサイズは変更できますか?
-
はい。テキストボックスを作成すると、画面上部に「フォント」「サイズ」「太字」「斜体」などのオプションが表示されます。入力前または入力中に設定してください。
- 文字の縁取りや影をつけることはできますか?
-
文字に縁取りや影を直接つける機能はありません。擬似的に縁取りをするには、同じ文字を少しずらして重ねるなどの工夫が必要です。
- 一度入力・確定した文字を再編集する方法はありますか?
-
いいえ。ペイントでは確定後の文字は画像として扱われるため、再編集はできません。誤字脱字があった場合は、その部分を塗りつぶしやコピーで修正し、再度文字を入力し直す必要があります。
- 日本語フォントが表示されない・文字化けするのはなぜですか?
-
お使いのWindowsに日本語フォントがインストールされていない場合や、非対応フォントを選んでいる場合に文字化けすることがあります。「MS ゴシック」や「メイリオ」などの標準日本語フォントを選ぶと回避できます。
まとめ:ペイントでの文字編集を効率的に行うために


ペイントは、手軽に文字を追加・編集できる便利なツールです。
機能が非常にシンプルな標準機能ですが、他の画像編集ソフトに比べて制約される点があるのは否めません。
ただし、簡単なチラシやサークルのポスターくらいなら十分な機能を持っています。
さらに高度な編集をしたい場合は必要に応じて、他の画像編集ソフトの利用も検討するのもいいかもしれません。
この記事を参考に、あなたもぜひ一度、Windowsの標準機能を使ってみま専科?