Windowsパソコンのデフォルト状態では、メモ帳のアイコンはデスクトップにありません。
そのため。パソコンでメモを取ろうとして、「あれ、メモ帳の出し方がわからない」と困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、Windowsではメモ帳を一瞬で立ち上げるショートカットを設定することで、効率よくメモを取ることができます。
この記事では、以下のことがわかります。
- パソコンでメモをすばやく出す方法(Windows標準機能を活用)
- Windowsメモ帳のショートカットを作る手順
- タスクバーやキーボードでのメモ帳起動テクニック
- 作業効率が上がるショートカット活用術
ある日、作業中にふと思いついたアイデアをメモしようとしたら、メモの出し方に時間がかかってしまった経験がありました。
その悔しさからショートカットを設定したところ、今では1秒以内にメモ開始。ちょっとした工夫で、日々の作業がぐんと快適になりますよ。
もし、メモ帳の使い方に迷ったら、まずはWindowsメモ帳の使い方 完全ガイドで基本操作と全体像をチェックしておくと安心です。


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Windowsパソコンのメモ帳の出し方
Windowsパソコンのメモ帳の出し方には主に3つの方法があります。
状況に応じて最も使いやすい方法を選んでください。
- スタートメニューからの起動方法
- 検索機能を利用した起動方法
- ファイル名を指定して実行
なお、起動後の操作は、ショートカットキー一覧を参考にするとスムーズです。
スタートメニューからの起動方法
まずはスタートメニューから起動していきましょう。
タスクバーのWindowsボタンをクリック

すべてのアプリ
をクリック

「ま」行までスクロールしていくと、メモ帳
があります。これをクリックするとメモ帳が起動します。

しかし、これでは毎回同じような操作をしなければいけません。
そこで素早く起動できるようにショートカットを作成しておきましょう。
ショートカットを作成するには、これをデスクトップにドラッグアンドドロップしてください。

そうするとこんな感じでデスクトップにショートカットが作成されます。

なお、起動直後にうまく改行できない場合は、設定変更の方法もチェックしましょう。

検索機能を利用した起動方法
次は、検索機能を利用した起動方法をお伝えします。
タスクバーの検索窓にメモ帳
かnotepad
と入力してください。

そうすると下図のような画面が表示されます。

目的に応じて様々な操作が可能なので、状況に応じて選択してください。

ファイル名を指定して実行
Windowsパソコンのメモ帳は、「ファイル名を指定して実行」ダイアログからも起動できます。
Windowsキー + R
を押してください。

「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されます。「notepad」と入力して「OK」を押すとメモ帳が起動します。

Windowsパソコンのメモ帳のショートカット | 便利なメモの出し方
メモ帳は上記の方法で起動できますが、これでは毎回同じような操作をしなければいけません。
そこで素早く起動できるようにショートカットを作成しておきましょう。
ショートカットを作成するにはまず、先ほどの要領でメモ帳
を検索してください。
これをデスクトップにドラッグアンドドロップしましょう。

そうするとこんな感じでデスクトップにショートカットが作成されます。

ショートカットキーによるメモの出し方
実は、メモ帳はショートカットだけでなく、ショートカットキーもユーザー独自に作成できます。
このショートカットキーとはデスクトップ上のアイコンのことではありません。
Ctrl + Alt + ●
のようにキーボード操作で起動させる方法のことです。
デスクトップに作成した「メモ帳」のショートカットを右クリックしてください。

プロパティ
を選択

ショートカットキー
の項目にお好きなアルファベット1文字を入力しましょう。今回は、notepadの「N」にしました。

そうすると、下図のようにCtrl + Alt +
という文字列が自動的に入力されて、CtrL+Alt +N
となります。

OKボタンをクリックすると、あなたオリジナルのショートカットキー設定が保存されます。
以降は、Ctrl + Alt + N
を押すとメモ帳が起動するのでぜひお試しください!
メモ帳をスタートメニューやタスクバーにピン留めする方法
メモ帳に限らず、よく使うアプリはスタートメニューやタスクバーにピン留めしておくと便利です。
メモ帳のアイコンを右クリックし「タスクバーにピン留めする」を選択すれば完了です。
タスクバーにピン留めするとこんな感じになります。この中にメモ用のアイコンが表示されます。

これにより、いつでもワンクリックでアクセスが可能です。
日常的に使うアプリは、このように常に目につく場所に配置しておくと、作業効率が格段に向上しますよ。
職場での便利な使い方編 | パソコンでさっとメモを出す
Windows標準の「メモ帳」は、シンプルながらもビジネスの現場で大活躍します。
起動が速く、どのパソコンにも標準搭載されているため、ファイル形式や環境に左右されず使える点が最大のメリット。
ここでは、職場で役立つ活用シーンとそのコツをご紹介します。
1. 会議中の「即席メモ」に最適
資料を開いた状態でも、ショートカットキーを設定しておけばすぐにメモ帳を起動可能。
議事録を取るときや、ふとしたアイデアを逃したくないときに便利です。あらかじめテンプレートファイルを用意しておけば、形式を毎回整える手間も省けます。
2. プレーンテキストで「安全な共有」
メモ帳はリッチテキストではなくプレーンテキスト形式なので、余計な書式が混ざりません。
OutlookやSlackなどへの貼り付け時に文字崩れの心配がなく、同僚との共有にも安心です。
3. 定型文・ひな形の保存に使える
よく使う定型メール文や社内報告のひな形をメモ帳に保存しておけば、コピー&ペーストで即活用できます。
不要な形式情報が含まれないため、WordやExcelよりも扱いやすいという声も。
4. バッチファイルや簡易コードの下書きにも
ITや業務自動化に関わる人には、メモ帳でバッチファイルやスクリプトを書く人も多いです。
Visual Studioなどの開発環境を立ち上げるほどでもない場面では、軽量なメモ帳がちょうど良い選択肢になります。
実践チャレンジ:パソコンのメモ出し方

読んだだけで終わらせない!
ここからは、この記事の内容を実際に自分のパソコンで試してみる小さな実践課題1~3を用意しました。
各チャレンジには、詳しい解説セクションへのジャンプリンクも設けています。
わからない場合はクリックで該当箇所の説明部分にすぐ戻って確認できます。
チャレンジ1:1分でできる!自分だけの「メモ帳ショートカット」づくり
メモ帳を“即座に”起動できるように、ショートカットを自分のPCに作成してみましょう。
手順:
- デスクトップの何もないところで右クリック
- 「新規作成」→「ショートカット」を選択
- 「項目の場所を入力してください」に
notepad.exe
をコピペして「次へ」

任意の名前(例:「メモ帳すぐ出し」など)を付けて完了
ショートカットを右クリック→「プロパティ」→「ショートカットキー」欄に任意のキーを設定(例:Ctrl + Alt + N)
(該当箇所にジャンプ→)スタートメニューからの起動方法 ≫
チャレンジ2:タスクバーにピン留めして1クリック起動
手順:
- 作成したショートカットを右クリック
- 「タスクバーにピン留めする」を選択
→ 以降は、1クリックでいつでもメモ帳が開ける状態に!
(該当箇所にジャンプ→)スタートメニューやタスクバーにピン留めする方法 ≫
チャレンジ3:ショートカットキーにAltを組み合わせて高速で呼び出してみる
Ctrl + Alt + 任意キーで、どんな画面からでもメモ帳を瞬時に開けます。

手順:
- Ctrl + Alt + N → メモ帳がすぐ開く
- カーソル操作なしで即メモが取れるようになり、作業中の集中力もキープ
(該当箇所にジャンプ→)メモ帳のショートカットキーを作成する方法 ≫
よくある質問(FAQ):パソコンのメモ出し方ガイド

ここまでは具体的な方法を一通りお伝えしてきましたが、その他にも細かい疑問や迷いやすいポイントがいくつかあります。
そこで以下では、よくある質問をFAQ形式でまとめました。
- メモ帳のショートカットを作ったのに、開けません。どうすればいいですか?
-
ショートカット作成時に「notepad.exe」と正しく入力されているかを確認してください。入力ミスや拡張子の記述が原因で、うまく動作しないことがあります。また、管理者権限での実行が必要な場合もあります。
- メモ帳を開いたときに毎回同じテンプレートを使う方法は?
-
テンプレート用のテキストファイルを事前に作成しておき、そのファイルのショートカットを作ることで、毎回同じ書式でメモを開始できます。ToDoリストや日報の管理に便利です。
- メモ帳をパソコン起動時に自動で開くようにできますか?
-
可能です。Windowsの「スタートアップ」フォルダに、メモ帳のショートカットを追加してください。これにより、パソコン起動と同時に自動でメモ帳が起動します。
- メモ帳では物足りません。他におすすめの無料メモアプリはありますか?
-
簡易的なメモなら「メモ帳」で十分ですが、機能を求めるなら「Notepad++」「OneNote」「SAKURA EDITER」などもおすすめです。クラウド同期や装飾機能が必要な方に向いています。
- メモ帳をすぐ出すショートカットはスマホでも使えますか?
-
残念ながら、この記事で紹介しているショートカット設定はWindowsパソコン専用です。スマホでは別のメモアプリ(例:Google KeepやiPhoneのメモ)をウィジェットなどで素早く開ける設定を活用してください。
- 複数のメモ帳ファイルをショートカットで使い分けたいです。できますか?
-
はい、可能です。たとえば「買い物リスト.txt」「日記.txt」など、用途別にテキストファイルを用意し、それぞれにショートカットを作成すれば、すぐに目的のメモを開けるようになります。
まとめ:Windowsパソコンのメモの出し方
この記事では、基本的な起動方法からデスクトップへのショートカット作成、さらにはショートカットキーを活用した効率化の方法を紹介しました。
Windowsの「メモ帳」は非常にシンプルなツールですが、その分、操作に迷ったときの情報が意外と少ないものです。
そのため、冒頭でお伝えした私の母のように、些細なことでも「どうすればいいの?」と不安になる方は多いかもしれません。でも、正しい手順を知っていれば、落ち着いて対応できます。
Windows 11で「メモ帳」をスムーズに使いこなすには、起動方法やショートカットの作成方法を知っておくことが大切です。
ちょっとしたメモを素早く残したいときに、これらの方法を活用すれば、作業効率が大きく向上します。
自分に合ったスタイルでメモ帳を使いこなして、パソコン作業をもっと快適にしていきましょう!
メモ帳をもっと便利に使いこなしたい方には、使い方の総合ガイドをご用意しました。
保存・編集・表示変更・PDF変換など、よくある操作がこれ一つで全部わかります。


ぜひ一度、Windowsの標準機能を使ってみま専科?